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まんがでわかるピケティの「21世紀の資本」

最近は宝島社のまんがでわかるシリーズにはまっています。原書では数百ページでかつ難読なものが、1時間くらいで要約を理解できてしまう、と教養として知っておきたいという人にはぴったりなのです。

こつこつ感想を書いていこうと思いますが、今回は、まんがでわかる ピケティの「21世紀の資本」をご紹介します。

要約

歴史的データより、資本収益率は経済成長率を常に上回る。
そのため、労働所得よりも資本収益が重要となる。

  • 資本収益率は技術、心理、社会・文化的要因から4-5%に安定する。
  • 経済成長率は発展すると低下し、1%程度で安定する。

所得上位層はこれまでに蓄積した資本による資本所得のウェイトが高い。
また、資本所得は税制面でも有利な場合が多い。
この構造では、格差は広がるばかりである。

そこで、預金、株式、債券、不動産といった資産に世界的な累進資本税を導入し、資本所得による格差拡大を防ぐべきである。
また、最終的には労働所得の格差もなくすため、長期的な教育への投資が重要である。

感想

まず、株式などの資産売買での利益にもきちっと累進課税できる仕組みは必要なのだと思います。最近は消費税増税が何かと議論に上がりますが、その前にこちらを考えてほしいな、というのが庶民の願いです。(もちろん投資が冷え込んでしまうというデメリットもあるのでしょうが…。)

また、労働所得の累進性は資本所得の累進性より低くしても良いと思います。「資本をやりくりして儲けるよりも、頭・体を使って働いて設けた方が幸せになれる」という方が社会も発展するでしょうし、精神的にも健全な気がします。

それから、富の世襲を防ぐこと。みんなが平等に富を築ける可能性を持てるようにしなければなりません。 直接的な贈与税・相続税などもそうですが、貧しい家庭の子供も望めば一定レベルの教育を受けられるようにすること、これが重要と思います。
高度化した現代では、大学・大学院卒が当たり前のステータスになっています。確かに奨学金制度などは普及していますが、学歴がなくてもある程度稼げる仕事がある中、借金をしてまで学業を選べる人は少ないでしょう。